2002年 3月22日に発売される「Visual Basic .NET」に伴って、現在のソースから変 更する行を紹介します。なお、ソフト自体がないので動作保証はありません。(^^; まず、VB.NETに伴う仕様変更を一部だけ述べておきます。他にも多くの仕様変更があ りますが、サンプルアプリに影響される点以外は省略しておきます。 ・変数の適用範囲の変更 Integer型の範囲が32bit(4バイト)となり、それに伴い、Long型の範囲が64bit(8バイ ト)となった。また、以前の16bit(2バイト)の型はShort型として新たに設置。 また、Currency型(8バイト)がDecimal型(12バイト)になり、Variant型(16バイト)は Object型(8バイト)に吸収された。 Date型の基本形がDouble型(8バイト)からLong型(8バイト)に変わった。 ・固定長文字列の削除 APIなどに必要な固定長文字列は、VB6で「Dim strbuf As String * 256」と定義でき たが削除された。しかしこの場合はString関数やSpace関数などで対処が可能。 これに伴い、Visual Basic .NETに移植する際の変更する点を書き記します。 【フォームモジュールの291行目】 ・「Dim ret As Long」 →「Dim ret As Integer」 【フォームモジュールの90,91行目】(挿入行があるためずれてしまう) ・「Dim sysbuf As String * 255」 →「Dim sysbuf As String」 ・「Dim sysbuf2 As String * 255」 →「Dim sysbuf2 As String」 これに伴い、「Dim sysdir As String」の次の行に以下の2行を追加。 「sysbuf = Space(255)」 「sysbuf2 = Space(255)」 【標準モジュール全体】 ・「Public Declare Function 〜」で構成されている行に対して →「Integer」で定義されているものを「Short」に置換 →「Long」で定義されているものを「Integer」に置換 たぶんこれで動くと思います。(^^; 公開日:2002/03/17 松ちゃん