圧縮形式
|
発案者
|
説明
|
JPEG形式(画像)
|
ITU/ISO
|
正式名称はJoint Photographic Experts Groupで、もともとJPEGはファイルフォーマットではなく圧縮形式および団体で、DCT(分離コサイン変換)とハフマン法により実現。圧縮の度合いを設定可能。量子化レベルを下げると画像が荒くなり、上げると精細になる。→詳細
|
JPEG2000形式(画像)
|
ITU/ISO(?)
|
JPEG形式を高圧縮かつ劣化を少なく拡張した形式。実際に611x423のBMPファイルを保存してみると従来のJPEGに比べ1/4程度に小さくなっています。
|
MPEG(動画)
|
ITU/ISO
|
正式名称はMotion Picture Experts GroupでCDやDVDなどの光媒体に記録するための動画の規格。また、音声圧縮形式のMP3はMPEG-1 Audio Layer-3の略で、MPEG-3のことではない。MPEG-1(ビデオ),MPEG-2(CD/DVD/TV),MPEG-4(通信など)(MPEG-3は欠番)が規格になっている。
|
DivX(動画) New!!
|
DivX Networks
|
MPEG-4ベースの動画形式。コーデック(バンドル版)が無料で配布されているため、多くのユーザーに利用されている。
派生形に3ivX、XviDなどもある。
|
Windows Media Video(動画) New!!
|
Microsoft社
|
MPEG-4ベースの動画形式。Windowsには標準で搭載。また、再生期間などを制限するDRMライセンスを組み込むことで、有料コンテンツの配信に利用されている。
|
MP3(音声)
|
Franunhofer IIS
|
正式名称はMPEG-1 Audio Layer-3で、人の音に聞こえない周波数をカットすることにより、サイズを小さくしたもの。代表的なエンコーダに「LAME」や「午後のこ〜だ」、デコーダーに「Winamp」などがあり、ポータブルオーディオにも利用されている。最近はF-IISの特許主張により、エンコーダのバイナリ配布停止が続出している。
なお、午後のこ〜だは今年3月に「インストール時に同梱のコンパイラを使ってコンパイルする形」で復活されました。
|
MP3Pro(音声)
|
Thomson Multimedia社
|
まったく音質を変えずにサイズを半減させたMP3形式。しかもいままでのMP3プレーヤーと互換性があるのが特徴。
|
WMA(音声)
|
Microsoft社
|
正式にはWindows Media Audioと言い、Microsoftが開発した音声圧縮形式。MP3と同ビットレート(128kbps)の場合、ほぼ同じサイズとなるが、ビットレートを下げても劣化しにくい特徴がある。
さらに音質を維持しながらサイズを1/2程度にしたWMA8形式もある。
|
TwinVQ(音声)
|
NTT
|
NTTが開発した(?)高圧縮の音声規格。SolidAudioの名前で著作権保護にも対応。CD並の音質のまま約1/18に圧縮できる。またヤマハがTwinVQを改良したSoundVQもある。
|
ATRAC(音声)
|
ソニー
|
音楽用MD(MiniDisc)の記録方式。圧縮率を上げ、拡張したATRAC3もあり、パソコン上だけでなく、MDにおいてもATRACで記録した場合と比べ2倍〜4倍長く録音可能な「MDLP」という規格として使われるようになった。
|
Ogg Vorbis(音声)
|
vorbis.com
|
MP3の特許問題でエンコーダ開発の危機に陥っている中、パテントフリーにより自由に開発可能な音声形式が誕生。標準ではMP3より若干圧縮率が高い。
|
AAC(音声)
|
|
正式名称はAdvanced Audio Codingと言い、MPEG-2をベースにした音声圧縮形式。同ビットレートのMP3より音質がよく、1段階ビットレートを下げても十分なため、圧縮率を上げることができる。
|
リアルムービー(画像)
|
Real Networks社
|
インターネット上のライブ中継(ストリーミング)で利用されている形式。
|
リアルオーディオ(音声)
|
Real Networks社
|
リアルムービーの音声版、圧縮率は良い。
|
QuickTime(動画)
|
Apple社
|
Apple社のOS、MacOS上でマルチメディア機能を提供するために開発された形式。動きがない画像部分を間引きして記録する。最新バージョンではストリーミングにも対応。
|